型番: Ref.YK20241-1BBIV
素材:(ケース)316Lステンレススチール(ネジ込み式リューズ)
サイズ:ケース径37.6mm(ベゼル径39.6mm)、ケース厚9.9mm(プラスチック製ドーム風防含む12.6mm)
防水性:3気圧防水(日常生活防水)
駆動方式:クォーツ(セイコー製 Cal.VK64)
機能:クロノグラフ(9時位置に60分積算計)、24時間計(3時位置)
希望小売価格:66,000円(組み立て:日本)
初回生産本数:200本
保証期間:1年間
SPECIFICATIONS
Ref.YK20241-1BBIV|SEIKO quartz chronograph movement(CALIBER VK64)/316L stainless steel case/[Case diameter]37.6mm/[Thickness]9.9mm/[Water resistance]3ATM/Limited to 70/Made in Japan
アメリカ・フォースナー社とのコレボレーションで実現したNASA宇宙史に残る伝説のメッシュブレスを標準装備!
大好評を博しているSEIKOのメカククォーツ、VK64搭載モデルの第2弾“2レジスタークロノ・シリーズ II ”。最大の特徴は、歴史にその名を刻む伝説のメッシュブレスレットであるフォースナー社“コムフィット”の復刻版が標準装備されている点です。
今回の“シリーズ II ” も1960年代らしいレトロな雰囲気を出すためにインダイアルは横二つ目スタイルを採用。ベゼルのタキメータースケールやインダイアルに採用した数字にも古っぽい書体を使用しました。さらに時分針も、アワーインデックスは長めのバータイプながら、バトン型にはせずより古風なアルファ型を採用することで、より古典さを強調。グッと大人っぽい精悍な雰囲気に仕上げています。
60年代当時と同様の小振りなサイズにするべく、当初はベゼル径を38.6mmとして開発を進めていましたが、そもそも搭載しているSEIKOのメカクォーツVK64は、二つのインダイアルの位置がセンター軸よりも若干離れているため、各インダイアルの直径を大きくしようとすると、3時と9時位置のアワーインデックスが犠牲になってしまいます。それを避けるために仕方なく今回は1mmサイズアップして39.6mm径としました。ただし、ケースサイズは37.6mmに抑えていますので着けやすさという点では申し分ありません。
今回のラインナップも3種類をご用意。ブラックベゼルに逆パンダダイアルのYK20241-1BBIV、メタルベゼルにブラック文字盤のYK20241-2MBBK、そしてブラックベゼルにブラック文字盤のYK20241-3BBBKです。
加えてうれしい特典も用意しました(下の写真参照)。全モデルにグレーのNATOベルトが付属します。JPチャンピオン型ブレスとはまた違い、ミリタリーウオッチのような雰囲気も味わえるため、シーンやファッションに合わせて付け換えることで楽しみの幅も広がります。
標準装備するフォースナー社の“コムフィット”ブレスとは何か!
フォースナーとは、1920年頃にアメリカで創業したアクセサリーなどのチェーンメーカーです。その代表作が39年に開発した長さ調整が自在にできる“コムフィット”というメッシュブレスです。
コムフィットが世界的に知られるようになったのがNASAです。ただフォースナーは63年頃に同じくアメリカのブレスレットメーカー、ジャコビー・ベンダー社に買収されてしまったことから、注目された当時はコムフィットではなくJBチャンピオン名で広く知れわたったという背景があります(ここではコムフィットで統一)
このJBチャンピオンことコムフィットですが、どうNASAと関係しているのかというと、オメガがまだNASAの公式時計になる以前に一部の宇宙飛行士がブローバやオメガなどの時計を自前で用意したことは有名な話ですが、当時それらの時計のブレスレットとして使われたのが実はコムフィットだったというわけです。
上の写真は、弊社が刊行している業界唯一のアンティークウオッチ専門誌「LowBEAT(ロービート)」(シーズ・ファクトリー刊)に掲載された当時のコムフィットを取り上げた記事。そこにはNASAの宇宙飛行士が腕時計に装着して実際に手首に着用している当時の写真が掲載されました。これ以外にもNASAの60年代当時の記録写真アーカイブには実際にコムフィットを着けている宇宙飛行士及び地上スタッフの写真がも数多く確認できます。
現にNASA 有人宇宙計画では1962年10月のマーキュリー・アトラス8号と63年5月のマーキュリー・アトラス9号において宇宙服の上から実際に着用されています。ちなみにマーキュリー・アトラス8号の宇宙飛行士が着けていたオメガ、CK2998にはこのコムフィットが装着されていたようで、いわば伝説のメッシュブレスとい言われるゆえんなのです(オフィシャルWEBサイトより)。
現在、フォースナー社は再興され、アメリカ・マサチューセッツに本拠を構え、様々なヴィンテージブレスを復刻して販売しています。もちろんコムフィットも忠実に復刻されて一般に販売されていることから、今回のようなアウトラインとのコラボレーションを実現し標準装備が可能となったのです。
作り自体はいたってシンプル。メッシュブレスは6時側と12時側の2枚に分かれており、6時側ブレス先端に付いた引き通しリングに12時側ブレスを通して2重になっている構造。そして12時側ブレス先端にはスライド式ロックボタン(写真②)が付いたクリップ(写真①)。一方の6時側ブレスにはそのクリップを引っかけて手首のサイズに固定するための可動式留め具(写真③)が装備されています。
なお、文章ではわかりにくいため下の解説動画をぜひご覧ください。
【“2レジスタークロノ・シリーズ II ”六つのこだわり】
1)形状にもこだわったドーム型プラスチック風防
クラシカルな雰囲気を強めるために、1960年代の腕時計に見られたドーム形の風防を採用、同時のその形状にもこだわりました。しかも当時と同じくアクリルガラスを使用することでグッと古典的な魅力を加えています。
2)1960年代らしい薄いケースフォルム
裏ブタからベゼルまでのケース厚は9.9mm、ドーム形風防を含んでも12.6mmと着けやすさを重視したサイズにしています。リューズ、プッシュボタンのトップおよびケースサイドは鏡面仕上げを施し、ケース正面側は艶のないサテン仕上げです。なお裏ブタはスクリューバック式です。
3)単調にならないよう段差を設けて仕上げる
インダイアルがブラックタイプの文字盤は、二つのインダイアルを文字盤の面よりも若干下げて単調にならないよう配慮しました(逆パンダタイプはフラットです)。なお、古典的な雰囲気を大切にするために、バーインデックスや時分針には夜光塗料を使用していません。そのため暗所では光りませんのであらかじめご了承ください。
4)ラグ幅に合わせて伸び縮みするエンドピース
JBチャンピオン型ブレスはケースのラグにバネ棒で装着するエンドピース部分が伸縮(写真下2点の左が通常の状態で右が縮めた状態)するため、19〜22mmのラグ幅に対応しています。そのためこのサイズ内のラグ幅であれば、すでに所有しているほかの腕時計に装着して楽しむことも可能です。
5)日本のプロの時計師が一本一本丁寧に組み上げています
雰囲気が良くても時間を知る道具としての信頼性がなければ意味がありません。クォーツ式と違いデリケートな機械式の場合はなおさらです。そこで、針の取り付けからムーヴメントの組み込み、そして防水性、チリやホコリの混入などのすべての品質管理は、流れ作業ではなく、プロの時計師が一本一本丁寧に組み上げて完成させています。これもアウトラインの製品作りに対する大切なこだわりのひとつです。
6)ビジネスシーンにも相性抜群のデザインとサイズ感
モノトーンでシックな色合いに加えてメッシュブレスということもあってクラシックで落ち着いた雰囲気のためクロノグラフウオッチながらビジネスシーンでも違和感なく楽しめます。さらにケース径37.6mm(ベゼル径39.6mm)に厚さも約9.9mmと細身の日本人の手首にもすんなり納まるベストなサイズのため着用感はバツグンです。
【OUTLINE(アウトライン)について】
時計ブランド“アウトライン(OUTLINE)”は、「POWER Watch」「LowBEAT」そして「TIME Gear」と数々の時計専門誌を手がけている菊地吉正が、数多くの時計に長年接してきた経験を生かし、ファッショナブルで長年愛用できる時計にこだわって作りたいと、自らが立ち上げたブランドです。
アンティークウオッチそのものズバリではないですが、機械式腕時計の黄金期だった、1940〜60年代の雰囲気を大切にし、その時代のテイストを日常使いで楽しんでもらえるものを提供したいという思いから、「概略・あらすじ」といった意味合いの “アウトライン(OUTLINE)”というブランド名を付けました。大人の男性でも安っぽくなく安心して着けられて、しかもファッション的にもいい感じで決まる。そんな時計を小ロットでこぢんまりと展開しています。
About OUTLINE
The watch brand “OUTLINE” has been created by Yoshimasa Kikuchi, who has worked on numerous watch magazines such as “POWER Watch”, “LowBEAT”, and “TIME Gear”. The brand was launched by Kikuchi himself to create fashionable watches that can be used for many years.
Although not an antique watch itself, the brand was created with the intention of cherishing the atmosphere of the 1940’s to 1960’s, the golden age of mechanical watches, and to provide something that people can enjoy the taste of that era in their daily use. The brand name “OUTLINE” means “outline or synopsis. We are developing such watches in small lots in a small way.